循環器内科の特徴について
- 救急救命を要する循環器疾患において、24時間365日循環器救急患者の受け入れを行っています。
- 医院、病院、救急車などからの要請を受け入れています。
- 急を要する場合には直接の来院であってもお受けしています。
- 循環器領域の専門的な検査・治療が可能です。
- 循環器疾患治療のセカンドオピニオンとしての受診も可能です。

運営方針について
最新の医療レベルで助けられるはずの命がこの地域でも救えるよう、地域差を感じさせない質の高い医療を目指しています。特に、急を要する治療に対し救急車にて遠方に送らないですむように、救急医療に力を注いでいます。そうすることによって宮崎県の中核病院としてのニーズに応えたい、地域の最終病院としてどの様な心血管疾患でも積極的に取り組む所存です。
最先端のレベルを見据えた高度医療を、日常の一般診療の中に、自然に融合させ、これを宮崎において確実に実行していくことが地域医療だと考えています。当センターでは、30年前から365日24時間体制で救急患者及び紹介患者を受け入れ、専門的な検査を行い、診断後に心臓血管外科スタッフと協議して患者さんにとってもっとも適切な治療を行っています。


対象医療圏について
特に診療圏は限られておりません。実際には、宮崎市、国富町、綾町、西都・児湯地区(西都市、高鍋町、新富町、西米良村、木城町、川南町、都農町)からの紹介が大半ですが、県南(日南市、串間市)、県北(延岡市、日向市)、都城市、えびの市、小林市からの紹介もお受けしています。特に発症直後の急性心筋梗塞の方の大半は、緊急に冠動脈造影と引き続き冠動脈形成術が必要となりますので、近隣に冠動脈カテーテル治療を行える施設が無い場合は、お受けしております。また、県外からの紹介実績もあります。
対象疾患について
脳血管を除く全ての循環器疾患を対象としております。(例)心臓疾患:狭心症・心筋梗塞(急性期・慢性期を含む)などの虚血性心疾患、弁膜症、成人の先天性心疾患、心筋炎、心膜炎、心筋症、心不全、高血圧性心疾患、不整脈、血管疾患(その他):高血圧緊急症、解離性大動脈瘤、大動脈瘤、閉塞性動脈硬化症、腎血管性高血圧、肺塞栓、下肢深部静脈血栓症、肺高血圧症など

紹介外来と救急診療について
慢性期維持治療に関して、私たちは原則として定期的な一般外来治療を行っておりません。これは、全人的な健康(身体的・精神的・社会的な健康)を維持する診療において、ホームドクター制の重要性を認識しているからです。私たちは、病病・病診連携を密にし、私たちにしかできないより質の高い医療を目指します。
当院での外来診療の例としては、次のようなものを行っております。入院検査治療の必要性を判定するための紹介外来。高度な検査機器の使用など、より専門性が必要とされる方の紹介外来。早期退院の患者さんの安全のために、退院後間もない方の定期検査。ペースメーカー植え込み後も、責任を持って管理できるよう定期的なペースメーカークリニック(毎週金曜日午後)などです。
もちろん、専門医療を希望される方は、どの地域からでも、ホームドクターから御紹介いただければ受診は可能です。紹介外来は主に、月~金曜日の午前中ですが、救急外来は特に時間指定はありません。急を要する場合、いつでもご連絡ください。


認定施設について
- 日本内科学会教育認定関連病院
- 日本循環器学会認定循環器専門医研修施設
- 日本心血管インターベンション治療学会専門医研修施設
- 日本動脈硬化学会教育病院
- 日本集中治療医学会専門医研修施設
- 高血圧研修施設認定施設
- 経皮的冠動脈形成術
- 経皮的冠動脈内ステント植え込み術
- 大動脈内バルーンパンピング
- 経皮的血栓除去術
- ペースメーカー移植術
- 高速回転式経皮的冠動脈アテレクトミー(ロータブレーター)
- 植え込み式除細動器移植術
- 両室ペーシング移植術
- 心臓リハビリテーション施設(基準I)
- カテーテルアブレーション
- 経皮的中隔心筋焼灼術(PTSMA)
- ステントグラフト内挿術
- 経カテーテル的大動脈弁(TAVR)置換術実施施設
- TAVR専門施設
- TAV in SAV認定施設(Evolut R並びにSAPIEN3)
- エキシマレーザー冠動脈形成術
- エキシマレーザーによるリード抜去術
- インペラ(補助人工心臓治療)実施施設
- 高速回転式経皮的冠動脈アテレクトミー(ダイヤモンドバック)
- 経皮的僧帽弁クリップ術(マイトラクリップ)実施施設
- 左心耳閉鎖システム実施施設
- 卵円孔開存閉鎖術実施施設
- 経皮的心房中隔欠損症(ASD)閉鎖術実施施設
- 経皮的動脈管開存症(PDA)閉鎖術実施施設
- 透析患者のTAVI実施施設
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研究会・セミナー・宮崎健康フォーラム(市民公開講座)について
地域全体の医療についても関心を持ち、病病連携・病診連携に努めていく上で、定期的な循環器勉強会"心臓病研究会"を1~2か月に1回に開催しています。これにより、医療情報の交換、地域の病院・医院との相互理解を深め、地域においてよりよい医療体制を確立できるよう努力しております。参加費は無料ですので、ふるってご参加ください。院外講師による講演も行われます。
この他、宮崎心エコー研究会、宮崎心臓リハビリテーションセミナー、宮崎インターベンション研究会などを開催しております。また、2004年からは年に1回、宮崎健康フォーラムを行っております。心臓病の最新治療のお話や予防についてのお話をさせていただいています。
循環器内科学術業績
循環器内科では学会や研究会での発表を積極的に推進しています。

循環器内科・病理診断科学術業績
循環器内科学術業績 2006年度 循環器内科学術業績 2007年度 循環器内科学術業績 2008年度 循環器内科学術業績 2009年度 循環器内科学術業績 2010年度 循環器内科学術業績 2011年度 循環器内科学術業績 2012年度 循環器内科学術業績 2013年度 循環器内科学術業績 2014年度 循環器内科学術業績 2015年度 循環器内科学術業績 2016年度 循環器内科学術業績 2017年度 循環器内科学術業績 2018年度 循環器内科学術業績 2019年度 循環器内科学術業績 2020年度 循環器内科学術業績 2021年度 循環器内科・病理診断科学術業績 2022年度 循環器内科・病理診断科学術業績 2023年度 循環器内科・病理診断科学術業績 2024年度
内科専門医研修プログラム
循環器内科専門医サブスペシャリティプログラム

