会長挨拶message from the president

会長  川名 隆司

会長挨拶

宮崎市郡医師会諸施設(医師会病院・検査センター・検診センター・看護専門学校・事務局)の建替整備事業は順調に推移しています。現在、宮崎市による用地の造成、取り付け道路の設置作業が急ピッチで進められており、平成30年5月末には実施設計が完了、建築申請を済ませた後、10月に工事着工の予定です。

平成30年度の一番の目標は、宮崎市郡の地域医療構想を推進させることです。この4月から第7次宮崎県医療計画がスタートしますが、その策定の趣旨に「切れ目のない医療を受けられる体制の構築を目指す」とあります。2025年に向かって、4区分(高度急性期・急性期・回復期・慢性期)の医療需要を把握し必要病床を確保しなければなりません。各医療機関は自主的に描いた自院の将来ビジョンの実現に取り組み、一方、基幹病院は公的医療機関等2025プランに沿った改革を進めることで、在宅医療・地域包括システムから高度急性期医療までの「病床機能の分化と連携」が進んでいくものと考えます。本会は、地域医療構想調整会議及び医療機関会議を通して、2025年の医療機能4区分の病床が過不足ないものになっていくよう努めたいと思います。

そのような中、本会が果たすべき役割は「宮崎市郡の将来の地域医療のための戦略を練り準備すること」と認識しています。病院での療養、看取りが制限されていく状況下、在宅でどのような医療・介護を提供するのか、また南海トラフ地震・津波の際にどのようにして被災者を救うのか、高度急性期病床を持たない周囲の2次医療圏の重症患者をどのような体制で受け入れるか等、これらの課題への対応は、県都の郡市医師会に課された使命であると思います。現在行っている本会諸施設の建替整備は、正にその近未来の課題に備えるための事業であり、今後も県医師会、行政、三師会(宮崎市郡歯科医師会・同薬剤師会・宮崎県看護協会)、宮崎大学医学部等と提携し進めていく所存です。

また、私どもは当初より「双方向の医師会運営」という方針を掲げ、会報・FAX・ブログ等で情報発信を行ってまいりました。そして、会員の皆様からもFAX通信等により、様々なご意見・ご要望を承りました。今後は、更なる双方向の意思疎通を図るべく、地区委員協議会をより活性化させていきたいと思います。

以上、今年度の本会の主な取組みについて述べましたが、私どもの執行部の任期は本年6月の定時総会までであり、施策の実施に関しましては、役員選挙における信任が大前提であると自覚しております。