会長挨拶message from the president

会長  川名 隆司

会長挨拶

宮崎市郡医師会の平成28年度の目標は、本会諸施設(医師会病院・夜間急病センター・検査センター・検診センター・看護専門学校・事務局)の意向を反映した基本設計図を作成することです。

宮崎市は、防災支援拠点として宮崎西インターチェンジの北東に約7万平米の用地を造成し、その内の約5万平米が本会諸施設及び市郡歯科医師会の宮崎歯科福祉センター、市郡薬剤師会の生目会営薬局(仮称)に充てがわれ、大規模災害時には、医・歯・薬・看護が協働する医療防災ゾーンとしての役割を果たすことになります。

本会では、新医師会病院(検査センター・検診センターを合築)は南向きに、別棟である看護専門学校・事務局棟は病院に直角に西向きに建設し、施設全体でL字型に配置することを決定いたしました。

「患者満足度、会員満足度、職員満足度日本一の医師会病院」を基本コンセプトに、今後、基本設計・実施設計業者に選定した久米設計と協議を重ねてまいります。

現在、本会は宮崎東諸県地域医療構想調整会議に加入しています。

当圏域は、3次救急病院である宮崎大学医学部附属病院や県立宮崎病院、また県医療計画の5疾患5事業に関連する専門医療機関も多いため、「周囲の医療圏からの患者流入が、圏外への患者流出を上回る」という特徴があります。

従いまして、2025年度の医療需要につきましては、高度急性期と急性期は医療機関所在地ベースで、一方、回復期・慢性期・在宅医療等は身近な所での医療が望ましいという観点、また自治体ごとに地域包括ケアを推進するという立場から、患者所在地ベースで算定することが望ましいと考えています。

重要な点は、「4つの医療区分に対して算出された必要病床数の推測値は、病床削減のための目標値ではない」ということです。

この推測値は、自院の将来ビジョンや経営戦略のための参考値と捉えることが当を得ており、厚生労働省も県も同様の認識です。

これからの地域医療は、官(県・市)、民(医師会・医療多職種)、学(宮崎大学医学部)の協働なしには円滑に機能し得ないと考えています。

先行き不透明な医療界において、私ども三者は言わばステークホルダーであり、その中でも医師会は官と学との連携の「にかわ」の役割を果たすことが求められています。

今月末の本会役員選挙におきまして、当執行部が再度信任を得られれば、その信念を旨に本会諸施設の建替整備計画を始めとする公益目的事業に取り組んでまいりたいと思います。