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構造的心疾患について(Structual Heart Disease) SHD

構造的心疾患(SHD)について

【ハートチームの重要性】

宮崎市郡医師会病院は、心臓病に対して高度専門医療を提供することを目的とした「心臓病センター」を設置しています。心臓病センターは、24時間365日循環器内科医師を病院内に配置し、緊急手術等に備えるため、夜間休日もオンコール体制で心臓血管外科医師1名および3名の循環器内科医師が待機しています。

心臓病センターでは、循環器内科医師や心臓血管外科医師、麻酔科をはじめ、専門の看護師、診療放射線技師、臨床検査技師、臨床工学技士、理学療法士、薬剤師、管理栄養士などの多職種スタッフによる【ハートチーム】を結成して協力し合って診療にあたります。

また、設備としてはICU・CCU(計14床)他、生理検査室(心臓超音波装置、トレッドミル運動負荷装置、ホルター心電図)、放射線科(冠動脈CT装置、心臓MRI装置、心臓専用核医学検査装置)、心カテ・手術室(心臓血管専用造影検査室4室、ハイブリット手術室1室、心臓血管外科手術室1室)、心臓リハビリテーション室が備えられています。

県内全域から重症な心疾患患者を受け入れるともに、TAVIやMitraClip等の最新の構造的心疾患の治療も積極的に行っております。

経カテーテル的大動脈弁留置術(TAVI)は、2013年10月に日本で実施可能となった比較的新しい治療法です。足の付け根や肩の動脈、もしくは肋骨の間を小さく開いてカテーテルを挿入し、病気となった大動脈弁に人工弁を植え込む治療です。

大動脈弁狭窄症治療の紹介ページ

経皮的僧帽弁クリップ術(MitraClip®)は、外科手術に比べて体への負担が少ないことが特徴で、従来の心臓手術のように、胸骨切開や心肺停止といった特殊な操作を行う必要がありません。かわりに足の付け根の静脈に挿入したカテーテルから、長さ約15mmのクリップを心臓に到達させて、僧帽弁をクリップで掴み、逆流を軽減させる治療法です。

僧帽弁クリップ術の紹介ページ

2019年9月に保険適応になった心房細動を有する患者さんにおいて、脳梗塞を予防することを目的としたカテーテル治療です。鼠径(そけい)部の静脈からカテーテルを用いて左心耳にWATCHMANを留置することで左心耳を閉鎖し、左心耳内に血栓が生じることを防ぎます。左心耳が閉鎖されることで、脳梗塞のリスクを抗凝固療法と同等に下げながら、抗凝固薬を中止することができるようになります。

左心耳閉鎖術の紹介ページ

経皮的卵円孔開存閉鎖術は、潜因性脳梗塞(奇異性脳塞栓症の確診例、又は一過性脳虚血発作(拡散強調画像)などの頭部画像で陽性例を含む)の既往があり、卵円孔開存(PFO)の存在が脳梗塞の発症に関与していると判断された患者さんのPFOの閉鎖を目的とする治療です。

卵円孔開存治療の紹介ページ

心房中隔欠損症は胎児期の発生異常により、左右の心房を隔てている心房中隔に、先天的に欠損孔と呼ばれる穴が開いている疾患です。心房中隔欠損症を治療しないまま過ごすと、加齢にともない心房細動(不整脈)や肺高血圧、心不全など様々な症状が発現することが多くの臨床研究で指摘されています。経皮的心房中隔欠損閉鎖術は、カテーテルによる心房中隔欠損孔の閉鎖を目的とした治療です。

心房中隔欠損症治療の紹介ページ

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