管理部(経営企画課)
管理部(経営企画課)
経営企画課は、平成24年に長期ビジョンに立って病院を見直す事を目的に設立されました。本課の設立によって、循環器内科を中心とした2次救急を担うDPC対象病院としての立ち位置、急性期医療から地域医療に不可欠な病院として宮崎市の医療を多角的に考え、基本コンセプトを明確にした上で、総合的に院内外の情報を収集分析する部署として設立されました。
平成25年には、新病院(令和2年完成)の建設のため、組織改編し、経営情報課と建設推進課に業務を分け効率的に建替を進めることとなりましたが、令和2年8月に新病院が竣工を迎え新たな経営のミッションを担う部署として、経営企画課として再編成されました。
当課では2025年に向けた地域医療構想の実現を見据え、現状分析と課題解決にむけて地域医療連携の強化、医療の質の向上に向けた対策支援等の内容を経営健全化計画に取込、「日本一の医師会病院」をめざすことを課業に据えて取り組んでいます。
組織構成
経営企画課は、経営企画係と医療情報管理係、病歴管理係の3つの係から構成されています。これは、電子カルテ等のデジタルデータや診療に関する情報を統括して管理して、経営に反映するための組織構造となっています。
経営情報係
経営企画係は、主に病院経営における院内外の調査、分析を行う事を課業としています。中長期の病院の業務計画に向けて内部分析・外部分析をおこなっています。特に医師会全体の業務改善にも目を向け多角的な目を持って分析を行い、院長をはじめとする執行部に情報提供することを基本としています。
医療情報管理係
ヘルプデスク業務
- 電子カルテの不具合、質問、エラー対応
- Microsoft Officeの操作質問等
- 学会・研修会等PC設定及びアドバイス
システムメンテナンス業務
- 電子カルテ・医事システムのマスターメンテ(1回/月)
- サーバ点検
IT機器管理業務(PC修理等)
- IPアドレス管理
- PCの修理
- ウイルス管理・駆除
ソフトウェア開発・構築業務
- 院内イントラネット構築「院内ねっとわーく」(xoops開発)
- 症状詳記送信システム(医事システムへテキストデータを送信)
- 議事録確認・必須研修参加管理システム(せるふマネジャー)
- 院内図書一元管理システム
- 治験概要送信システム(医事システムへテキストデータを送信)
- ホームページ作成・管理
- 紙カルテのスキャン読み込み作業
病歴管理係
病歴管理係では、診療情報管理士4名で以下の業務をしております。
病歴管理係業務内容
- DPC作成業務(病名登録更新制度の開始)
- 様式1入力業務(年間退院患者約7000人)
- カルテ庫管理業務(貸出、返却業務)
- 各種統計資料作成
- 診療録量的、質的監査
- 崎県地域がん登録入力作業
- 紹介状、報告書スキャナ取り込み作業
- 診療録等開示業務
- その他調査(サマリー作成率調査等)
- カルテ庫容量上限超えに伴う、カルテパージング作業
院外業務
- 日本診療情報管理学会での演題発表
- 宮崎診療情報管理懇話会役員、懇話会への参加、発表
働き方改革への取り組み
自律搬送ロボット(HOSPI)の導入
宮崎市郡医師会病院では、働き方改革の一環として、検体(採血した血液)・薬剤等の搬送のために自律搬送ロボット(HOSPI):Panasonic製を導入いたしました。
また、これまでは、看護師が処置の合間を縫って、検体を運んでいた業務をHOSPIが担うことによって、看護師が処置(医業)に専念し、医療の質の向上に資しています。
新病院設計当時より搬送について協議され、HOSPIの導入が決定されました。それにより、これまでの荷物用小型エレベータを使った縦動線の確保がなくなり、設計に自由度が増し、機能を統一したフロア構成が可能となりました。
現在、当院では、清潔搬送HOSPI(ブルー・イエロー)2台と、検体搬送HOSPI(ピンク)1台の計3台の運用で行っています。
HOSPIクリスマス仕様2020
新型コロナウイルスと対峙している医師・看護師をはじめとする医療スタッフにクリスマス気分を味わっていただくため、経営企画課では、薬剤搬送用HOSPIをクリスマス仕様にいたしました。つかの間の癒やしになることを願っています。
MRTニュースNext(2020/12/24放送)で紹介されました。
HOSPIお正月仕様2021
2021年お正月バージョンとして、HOSPI(ピンク)検体搬送用を振り袖仕様にしたてて、運行しております。
