薬剤科の業務

薬剤科の業務

より安全で効果的な薬物療法を受けられるように、電子カルテシステムより、医薬品使用履歴・臨床検査値などを参照し、医師の処方が医学的に妥当であるかの判断(処方監査)や、医薬品の相互作用や重複投与の防止、薬剤処方歴の管理を行っています。
調剤済みの薬剤や病棟からの返薬は搬送用ロボット(HOSPI)を活用することで、医療従事者のマンパワーをより医業へ集中することができます。

当院では入院患者さん全てに対して持参薬鑑別業務を行っています。同時に、腎機能等に応じた用法用量や、高齢患者のポリファーマシー是正に向けた処方提案等、薬剤師の視点から医師や看護師へ情報提供を行っています。

服用中の薬の内容について患者さんやご家族が把握することは大切な治療の一部です。
服薬状況や副作用歴、薬剤アレルギーの有無等を確認し、薬の効能、服用方法、副作用、注意事項等を説明します。
ベッドサイドで患者さんと話すことで、副作用の防止、早期発見に努めています。

当院は平成22年より、薬剤師による医師の登録したプロトコールの確認と全ての抗がん剤の無菌調製を開始しました。
平成26年には安全キャビネットを屋外排気型のクラスⅡA2にバージョンアップし、より曝露対策の充実を図りました。
令和8年4月現在、当院では主に消化器がん(胃、大腸、膵、胆道)患者に対する注射を含む化学療法を月平均20件程度実施しています

TDMを実施することで患者さん一人ひとりに合わせた薬物治療が可能となり、副作用の軽減やより効果的な薬物治療に役立ちます。
薬剤師は、血中濃度の数値を基に解析し、薬剤の投与量や投与間隔の提案を行っています。

患者さんに医薬品を安全かつ有効に使用していただくために、医師、看護師、コメディカルからの問い合わせに対し適切な情報提供を行っています。
医薬品の情報は膨大かつ日々更新されていきます。必要な情報を収集し整理して院内へ発信しています。

お薬に関する治験(臨床試験)が適正かつ安全に行われるように、担当医師、治験コーディネーター(CRC)と協力して治験薬の管理、調製、払出しを行っています。令和8年4月現在、循環器系薬剤を中心に16件の治験が進行中です。