施設・設備の紹介 Guide
初療室
救急科に併設されていて重症の救急患者の初期治療を行う病室です。他に救急外来ベットとして5床とオーバーナイト観察室として7床あります。
集中治療室 ICU/CCU 14床 (うち陰圧室1床)
当院は24時間体制で地域の医療に貢献することを理念とし、集中治療室14床(ICU4床・CCU10床)に対して常時2:1の看護を提供しています。年間300名の急性冠症候群(急性心筋梗塞や不安定狭心症)を治療しています。集中治療室では、毎朝、循環器内科医師、心臓血管外科医師、看護師、臨床工学士、管理栄養士が参加するカンファレンスを行っています。患者一人一人について、ハートチームで情報を共有し、治療方針を協議しています。ポータブル心臓血管エコー(PHILIPS CX-50 1台)と心臓補助機器として、 IABP 7台、ECMO 3台とImpella 3台を常備しています。
循環器一般病棟
循環器一般病棟は主に6階(6病棟)80床(HCUハイケアユニット 8床を含む)ですが、他に4階(4病棟)5階(5病棟)にも病床があります。病室は個室と4名用があり、各病室の間取りは広く、明るく、プライバシーに配慮した空間となっています。6病棟では心拍モニターは56台、他にポータブル心臓血管エコー(PHILIPS CX-50)を常備しています。病室から見える風景は宮崎の自然を感じさせてくれます。
ハイケアユニット
談話室
心臓リハビリテーション室 病院2階
当院の心臓リハビリテーション室は、平成18年4月に心大血管疾患リハビリテーション(Ⅰ)施設として認定されました。当院の心臓リハビリテーションでは、急性心筋梗塞、狭心症、心不全、心臓外科術後、末梢血管疾患の患者さんを対象に、早期離床、早期退院、早期社会復帰を目的に心臓リハビリテーション指導士を取得した医師、看護師、理学療法士が中心となって主に急性期〜回復期前期(入院期)心臓リハビリテーションを提供しております。毎週木曜日早朝に循環器内科医師、看護師、理学療法士、管理栄養士、薬剤師、医療事務とともに主に入院患者についてカンファレンスを行っています。
詳しくは心臓リハビリテーションについてをご覧ください。
CT検査装置2機
当院では最新式の320列面検出器CT(Canon Aquilion ONE PRISM EditionとCanon Aquilion ONE Vision Edition)を導入し、日々の画像診断に役立てています。同装置を用いることで、冠動脈をより低侵襲に評価することができ、撮影時間の短縮や被爆線量の低減など患者様の負担をより少なくすることが可能となりました。冠動脈以外にも、大動脈疾患、末梢動脈疾患、肺血栓塞栓症、先天性心疾患など多くの心臓血管疾患もより高精度な画像で診断することができます。
PRISM
Vision
MRI検査装置
MRI検査は強力な磁石でできた筒の中に入り、磁気の力を利用して体の臓器や血管を撮影する検査です。心臓MRIはそうした電磁気の力を利用して、心臓に異常がないかを診断する検査方法です。心臓の機能や形態、冠動脈、心筋組織性状、心臓や血管などを総合的に評価できる有用な検査です。当院では高画質のMRI装置(PHILIPS Ingenia Elition 3.0T)で検査を行なっています。
R I検査装置
RIとは放射性医薬品(ラジオアイソトープ)の意味で、体内に投与すると目的の臓器に集積します。検査用カメラで体外から撮影し、分布や集積の程度を見るのがRI検査です。循環器領域では心筋シンチグラフィー(心臓核医学検査)が代表的な検査で、患者さんの状態に合わせて無負荷や負荷(運動負荷もしくは薬物負荷)を選択し、心筋の虚血や変性などを機能的に評価することができます。この他、肺血栓塞栓症が疑われる症例には肺血流シンチグラフィー検査が有用です。当院では心臓専用として最新のGE Healthcare Discovery NM 530c(Cardiac Imaging)、その他、全身への検査としてGE Healthcare MN/CT850が設置されています。
Discovery NM 530c(Cardiac Imaging)
MN/CT850
心臓カテーテル室(心臓・血管造影装置)4室と日帰り用外来カテーテル検査ベット9床
心臓・血管造影検査、電気生理学的検査、経皮的冠動脈インターベンション 、経皮的末梢血管インターベンション 、カテーテルアブレーションなどを主に行っています。造影装置は全てPHILIPS Azurion計4台 あり、各部屋に超音波機器を室内に常備しています。
- 1室 心臓超音波機器 Sonosite、SIEMENS血管エコー(コードレス)
- 2室 心臓超音波機器 GE Healthcare Vivid q
- 3室 心臓超音波機器 SIEMENS Acuson P500
- 4室 心臓超音波機器 SIEMENS Acuson P500
心臓カテーテル室操作室
第1カテ室
第2カテ室
第3カテ室
第4カテ室
ハイブリット手術室
ハイブリッド手術室とは、手術台と心臓・血管X線撮影装置とを組み合わせ、高画質な透視・撮影を行うことができる部屋です。基本は手術室ですので、感染防止のための配慮、無影灯をはじめとする手術に必要な照明機器も配備しています。カテーテルを使う内科的治療と外科手術による治療法とを一つの部屋で行うことができます。当院では、現在、経カテーテル大動脈弁留置術(TAVI)、デバイス植込み術(ペースメーカ、植込み型除細動器、両心室ペーシング機能付埋込型除細動器)を行っています。造影装置はPHILIPS Azurionで、心臓血管エコー機器PHILIPS EPIQ CVXiを常備しています。
心臓血管外科手術室
手術用ベット、麻酔装置に加え、人工心肺装置と心臓血管エコー機器として PHILIPS EPIQ CVX を常備しています。
生理検査室
日本光電社製ホルター心電図解析機器、フクダ電子トレッドミル、ABI検査機器、SPP検査機器を常備しています。
心臓血管超音波室は計10室あります。装置は以下を常備しています。
心臓病センター外来
1階に外来診察室が5室あり、曜日により担当医が決まっています。心臓病センター外来は、循環器一般外来、不整脈外来、心臓弁膜症外来、末梢血管外来、ストラクチャル治療外来があります。