詳細コメント【循環器科(循環器内科)】
当院の循環器内科では、心臓病に対する内科的な検査・治療を行っています。急性冠症候群(急性心筋梗塞・不安定狭心症)等、の一刻を争う心臓の救急医療も積極的に受け入れています。
心臓病に対する内科的な治療として主に血管が狭窄している部分に心臓用の細い管(カテーテル)を使って診断・治療を行っています。
- 心臓カテーテルの検査では、血管に狭い所やつまった所がないかなどを調べます。
- 心臓カテーテルの治療では、ステントを血管に留置することで、血管の狭窄を正常化します。
- 不整脈治療の場合は、心臓内部の不整脈の原因となっている部分を高周波電流で焼き正常化するアブレーション治療を行います。
また、当院では外科手術が困難とされた方に対して、内科的な治療を行うことが可能です。近年、先進的な治療方法として下記の治療を開始しています。
- 大動脈弁狭窄症の患者さんに対して、カテーテルを用いて人工弁を心臓に置換する治療(TAVI)
- 僧帽弁閉鎖不全症に対してカテーテルを用いてクリップ(Mitra Clip)を心臓に到達させて、クリップで僧帽弁を掴み、引き合わせることにより、逆流する血流量を減らす治療
なお、循環器内科の総退院患者数は3,880名です。(医科レセプト以外も含む)