心臓血管外科
診療指針
医師会病院で心臓の手術が行われるようになったのは1996年9月からです。それまでは救急車ではるか熊本、福岡に患者さんが運ばれていきました。救急車に数時間揺られ、到着したらすぐ搬送先で手術を受けていたのでしょうが、これは患者さんもご家族も大変なことだったと思います。 これを『どげんかせんといかん』と、宮崎市郡医師会の先生方が立ち上がり、いまではanytime welcomeの循環器疾患に対する体制ができ上がりました。
私たちも医師会の先生方の熱意に引っ張られてここまで、やって来られたと思います。心臓手術症例も通算1000例をとうに超えました。循環器の総合施設として、他施設と肩を並べることがで、きるようになったと思います。
時が経ち、今では宮崎でも精力的に循環器疾患に取り組む施設が増えました。医師会病院も、最後の砦的な役割から、治療先の一つの選択肢に変わりつつあります。このような時代の流れを受け、私たちも、より高度な医療を提供できるよう努力しております。心臓血管外科で扱う疾患は心臓疾患はもとより、大動脈瘤、末梢動脈閉塞疾患、静脈疾患、リンパ浮腫および、蜂窩織炎など、循環器一般に及びます。時には循環器疾患の元となる糖尿病、腎臓病、心療内科などにも介入します。
当科への受診は、一般外来がありませんので、昼間は電話で地域医療連携室にご連絡ください。休日夜間は病院当直医を通して心臓血管外科のオンコール医師にご連絡ください。手術中かな?と気兼ねする必要はありません。患者さんからの直接の依頼も可能な限り対応いたしますが、病院の性格上どこかの医療機関を通じてきていただいた方が、より好ましいと思います。手術後の患者さんの経過観察も病診連携をとりながら行います。
医師紹介
矢野 光洋 (ヤノ ミツヒロ) |
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西村 征憲 (ニシムラ マサノリ) |
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横田 敦子 (ヨコタ アツコ) |
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谷口 智明 (タニグチ トモアキ) |
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