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詳細コメント【心臓血管外科】

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  6. 詳細コメント【心臓血管外科】

当院の心臓血管外科は、心臓に対する外科的な治療(手術)を行っています。

  • 弁膜症とは、心臓にある弁に障害が起き、本来の役割を果たせなくなった状態です。ロス手術とは、自己肺動脈弁を用いた大動脈基部置換術です。
  • 「非破裂性大動脈瘤、腸骨動脈瘤」に対しては動脈瘤を外科的に(手術)を対応する場合と、ステントという形状記憶の金属と人工血管(グラフト)を組み合わせた器具(ステントグラフト)を用い治療する場合があります。ステントグラフトは、足のつけ根の太い血管からカテーテル操作により、動脈瘤を血管の内側から治療する手術法のことで、開胸腹することがないため体への負担を軽減できます。
  • 「解離性大動脈瘤」とは、血管の内側の膜に裂け目ができ、その外側の中膜の中に血液が入り込んで長軸方向に大動脈が裂けることになります。これに対し主に、外科的な手術を行います(大動脈のバイパス移植術等)。
  • 「狭心症、慢性虚血性心疾患に対する心室瘤切除術」は、心筋梗塞で心筋が薄くもろくなりこぶのように膨らむ病気で、これに外科的に対応するものです。左心室は楕円形で収縮する筋肉の塊ですが、瘤になると収縮しても血液が全身に行きにくくなり、心機能の低下をきたします。この手術は、IABP(大動脈バルーンパンピング法)という補助循環装置を用いる場合があります(リスト5番目の手術)。

なお、心臓血管外科の平成30年度全退院患者数は140名です。(医科レセプト以外も含む)